盲導犬訓練士
◆盲導犬訓練士とは◆
盲導犬訓練士とは、盲導犬の訓練に当たる人に対して与えられる資格です。
盲導犬訓練士は、全国で9法人が認定を受けている盲導犬訓練施設に所属して、盲導犬の訓練に当たり、視覚障害者が社会生活を送る上で外出の支えとなる盲導犬の訓練・育成をするのが仕事です。
盲導犬訓練士は、盲導犬を育成するだけではなく、排便の世話や健康状態のチェックなど犬の健康管理や、盲導犬としての資質・適正を見極め、よい盲導犬になるよう訓練や指導を行います。
また、加齢により引退した盲導犬の世話も仕事の一つです。
盲導犬を育成しても、一緒に過ごす視覚障害者がうまく盲導犬を扱えるようにならなければなりません。そのため、路上歩行訓練などの指導を行うほか、盲導犬の存在と理解を広げるための広報啓発活動も大事な仕事です。
◆盲導犬とは◆
盲導犬は、視覚障害者が社会生活を送るために、外出の際の歩行を支えるものと位置づけされている犬のことです。
道路交通法施行令によって国家公安委員会が指定する、「盲導犬の訓練を目的とする法人」で盲導犬として訓練された犬や盲導犬として必要な訓練を受けていると認められた犬を盲導犬と呼んでいます。
◆盲導犬の歴史◆
盲導犬の育成が福祉事業として取り組まれ始めたのは、第一次世界大戦後です。盲導犬育成発祥の国ドイツでは、戦争で急増した矢明軍人の救済するために、盲導犬の育成を始めました。
1927年頃には、ドイツ国内で4000頭もの盲導犬が使用されていたと言われていて、その後、スイス、アメリカ、イギリスなどでも盲導犬の育成が広まり、現在は20カ国以上で行われています。
始めて日本に紹介されたのは、アメリカの青年が旅行中に盲導犬を連れて日本に立ち寄った時です。これをきっかけとして、1957年には国産第一号の盲導犬が誕生し、その10年後には、日本盲導犬協会が設立されました。
盲導犬は、視覚に障害のある方の歩行や外出をサポートする大切なパートナーです。盲導犬は、障害物を避けたり、段差を教えてくれたりしてくれるだけでなく、視覚に障害のある方々に前に進む勇気、希望、自信を与えてくれます。いろいろな思いを持って社会参加をしたい方々に連れ添って、常にサポートしつづけます。