社会福祉士

社会福祉士について、読みたい内容をクリックしてください。

●社会福祉士とは
●社会福祉士の仕事
●社会福祉士に必要な素質
●社会福祉士試験の受験資格
●試験方法
●試験科目
●合格基準
●社会福祉士資格

◆社会福祉士とは◆

社会福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉士法」で位置づけられている、社会福祉業務に携わる人の国家資格です。この法律は、昭和62年5月に制定されました。
近年、急速に高齢化が進み、ねたきり老人など介護が必要な方の増加が見込まれています。
その一方で、核家族化や少子化などによる世帯規模の縮小や扶養意識の変化により、家庭での介護力が低下しています。

このような状況において、福祉や介護の相談を受けることができる人材を養成し、福祉サービスなどを向上させるために
社会福祉士は必要とされていて、今後とも活躍に期待が高まっています。


◆社会福祉士の仕事◆
「社会福祉士及び介護福祉士法」で、社会福祉士は次のように定義づけされています。

「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」

社会福祉士は、福祉サービスを的確に利用できるよう各種相談に応じて個人のニーズを捉えて、関係機関や施設内での連携を図ることで社会福祉サービスのコーディネートを行います。
つまり、社会福祉士は社会福祉の中において、相談援助を行う職種に求められています。

具体的には、次の施設などでの相談・援助業務に携わります。
・児童相談所
・知的障害児施設
・身体障害者更生施設
・身体障害者療護施設等
・各市区の福祉事務所
・社会福祉協議会等
・婦人相談所
・婦人保護施設
・知的障害者更生施設
・知的障害者授産施設等
・特別養護老人ホーム
・在宅介護支援センター等
・病院等


◆社会福祉士に必要な素質◆

福祉に携わる人は、生きることを共有する意識が必要です。
社会福祉士は、人を見つめ、関わり、体験などを共有することが好きな方が向いてると言えます。
社会福祉士はその立場上、高齢者・障害者・子供・母子家庭・失業者など「社会的弱者」への理解と、自立や自己実現を支援する思いを持つことが必要とされます。
つまり、常に「社会的弱者」の立場に立ち、その人や周りの状況を理解しようとする人権感覚と倫理観が極めて重要とされます。
社会福祉士の仕事は、お互いの信頼関係の上に成り立っています。ですから、社会福祉士には人権を尊重する感覚が必要であると言えます。


◆社会福祉士試験の受験資格◆

社会福祉士になるためには、厚生大臣が指定した指定試験機関である(財)社会福祉振興・試験センターが実施する社会福祉士試験に合格しなければなりません。
社会福祉士試験を受験するためには、法律に定められた受験資格が必要です。

受験資格を得る方法は、次の通りです。
 4年制の福祉系大学などを、国が指定する12科目を履修して卒業する。
 4年制の福祉系大学などを、国が指定する12科目のうち基礎科目6科目を履修して卒業し、通信課程を修了する。
 3年制の専修学校などを、国が指定する12科目を履修して卒業し、1年間の実務経験を得る。
 3年制の専修学校などを、国が指定する12科目のうち基礎科目6科目を履修して卒業し、1年間の実務経験を得たほか、6ヶ月の通信課程を修了する。
 2年制の福祉系短期大学を、国が指定する12科目を履修して卒業し、2年間の実務経験を得る。
 2年制の福祉系短期大学を、国が指定する12科目のうち基礎科目6科目を履修して卒業し、2年間の実務経験を得たほか、6ヶ月の通信課程を修了する。
 5年以上、児童福祉司、身体障害者福祉司、知的障害者福祉司、老人福祉指導主事、査察指導員の経験を得る。
 4年制の一般大学を卒業し、1年以上の通信課程などを修了する。
 3年制の一般専修学校などを卒業し、1年間の実務経験を得たほか、1年以上の通信課程などを修了する。
10 2年制の一般短期大学を卒業し、2年間の実務経験を得たほか、1年以上の通信課程などを修了する。
11 4年間の実務経験があり、1年間の通信課程などを修了する。


◆試験方法◆

五社択一方式、解答はマークシート方式で150問が出題されます。


◆試験科目◆

・社会福祉原論
・社会保障論
・公的扶助論
・地域福祉論
・児童福祉論
・老人福祉論
・障害者福祉論
・法学
・心理学
・社会学
・医学一般
・社会福祉援助技術(一問一答問題)
・社会福祉援助技術(事例問題)
・介護概論

※精神保健福祉士の有資格者の場合は、申請により一部科目が免除されます。


◆合格基準◆


次の2つの基準を満たす必要があります。

1 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点を得る。
 (配点は1問1点で、150点満点です。試験科目の一部免除を受けた方は、1問1点の70点満点です。)

2 上記を満たし、試験科目14科目すべてで得点を得る。
 (ただし、試験科目の一部免除を受けた方は、6科目すべてにおいて得点が必要です。)


◆社会福祉士資格◆

社会福祉士資格は国家資格ですが、医師や弁護士のように、特定の業務を独占できる「業務独占」の資格ではなく、社会福祉士の名称を名乗ることができる「名称独占」の資格です。
つまり、社会福祉士の資格が無い人が社会福祉士を名乗ることができないという意味です。
社会福祉士資格をもっていなければ、相談業務等が行えないということではありません。

しかし、社会福祉士資格は、専門職としての水準の高さを表すものであります。サービスを受ける方にとっても、信頼も目安になります。